×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

アメリカのリーガルドラマを見て思った事いろいろ

(2012/06/22)


最近フジテレビ系列で放送しているドラマ 「リーガル・ハイ」。  堺雅人さん演ずる負け知らずの古美門弁護士と、勧善懲悪タイプの新人弁護士の対比が面白いし  ありがちな弱者を助けまくる人情モノや、性格に難ありすぎの冷酷モノになってないので 気合なく楽しく見てます。  ネットでの評判も上々の様子。

でもやっぱり裁判での証人尋問シーンになると、アメリカドラマの ドラマチックさには負けるな~って感じで。 勝つためなら何でもありの古美門弁護士とはいえ、アメリカ弁護士の無茶苦茶な理論武装には惨敗。 アメリカで 弁護士=嘘つき て言われる意味が ドラマ見てるとよーく分かります。


私が今まで見たリーガル海外ドラマは、「アリーmyLove」「グッドワイフ」「Law&Order」「レイジング・ザ・バー」  「ダメージ」「弁護士イーライの不思議な日常」 他色々ありますが、一番裁判の臨場感を味わえるのは やっぱり「Law&Order」かな。 登場人物たちの物語があまり無いので 事件のみに集中してみれる。

基本的に、弁護士が主役だと検察が憎くなるし 検察が主役だと弁護士が憎くなるという 矛盾した感情を持ってしまうのも裁判モノの特徴ですが 「Law&Order」を見てると どっちもどっち て思わせる作りになってて。

素人からしたら、その法律はこういう意味じゃないかと思うものでも 語意や言葉の使いまわしなどを揚げ足とりして 都合の良い解釈へと 変化させてく。 そりゃ冤罪も、嘘ってな無罪も多発してしゃーないと感じます。

まぁ日本でも、途中で ら を使うか る を使うかで意味が違うんだよみたいな  官僚用語っていうのがあるらしいからそれと似たようなことかも。


で、アメリカドラマでの弁護士、検察像について羅列。
あくまで私が ドラマ見て思った事ですのであしからず。




「無実と無罪」は違うんだよ、と納得させる腕が弁護士には必要


これは反対に、検察も「疑わしきは無罪」ではなく有罪って理論でいくからどっちもどっちなんですが 「罪を犯しました。でもこういうことなので無罪に」 て弁論で本当に無罪になると驚く。 人を殺しましたって認めてたやーんと驚く。

確実な証拠が無い場合の起訴は、他の人が犯人ではないのか と陪審員たちにちょっと疑いを持たせるだけで 無罪の確率上がるので、証人の反対尋問などは強烈そのもの。 そりゃ証人になるの皆嫌がるはずやわ。


検察の司法取引は悪人に有利


どうも裁判しても負けそうだな という相手に検察が、「有罪認めたら刑軽くするよ」とか 下っ端ではなくボスを捕まえたい時に「ボスに不利な証言するなら刑軽くするよ」て取引するもの。これ、いくらでも悪用できると見てて思う…。

だいたい悪人ほど、検察が欲しがる情報を持ってるんだもん。 しかも全面免責とか、証人保護ってのもアリだから、 被害者の権利なんて無視しまくり。 無実でも「死刑になるかも」って恐怖で取引し罪認めたりもあるしで なんでこんな制度あるんだか。


貧乏人+医療保険が絡まった裁判だと、検察が負ける


先進国のくせに、国民保険が無いというアメリカ。 金持ちや会社員なら保険には不自由しないけど、リストラされたり 貧乏だと万単位の保険料は払えない。よくある台詞は「私の会社は歯医者の保険もあるのよ♪」 そんなん日本じゃあたりまえ。

しかもそんだけ高い金額払っても 病気や状況によって「検討した結果、1セントも払えません」と保険会社に支払い拒否されてしまうこともあるらしい。 そんなこんなで、保険が無い人の為に起こした医師の犯罪などは ドラマでは無罪になる確率高いです。


性に奔放な女性が原告だと、不利になりやすい


キリスト教のお国柄だから、そこらへん厳しいみたいで。 レイプ被害者だと弁護士から、性遍歴追求されるし 犯罪の被告人だと、だらしない女性として不快感を陪審員に抱かせるように持っていかれる。 男性だと自慢できたりする事なのにね。


「神に目覚めました」と言えば、罪状より信仰心は本当かの議論にすり替わる


重罪人でも、後悔して神に助けを求め懺悔し 「今では神の教えに従い 信仰を持って生きています」と裁判で言い 神父や牧師が「それは本当です」と言えば、”許し”を与えるべきだ という世論が巻き起こる。 検察は、宗教否定ができないので 信仰は刑をまぬがれる為の嘘だ という証拠を必死に探すってパターン。 うーん、理解できない…。


神父や牧師は「嘘をつかない」という前提


上と同じで、神に仕える聖職者が嘘をつくわけない 疑っちゃいけない というのがあるみたい。 だから証人として登場し、 「彼はその時間私といました」なんて言われた日にゃ 検察のボロ負け決定。 


証言しぶる人を脅す検察


この脅すシーンをみると、弁護士って必要よねと思う。 だって、証言したら殺されるかもしれない人が しぶるのは当然なのに じゃあお前を共犯者として起訴する やら 家族をこの罪で逮捕するとか脅しまくる。 同じ事、警察官がしたら倫理観がどうとか言うくせに。 要するに、起訴した以上は有罪にするというのがドラマでは定番の検察像。


州によって、通る理論と通らない理論がある


たまに、裁判地とは違う州から弁護士きたりすると こういう事判事に言われたりする。 大都会にカウボーイハット姿で登場するようなキャラクターの人が出てくると、あっ言われるかもと思ったりします。


犯罪者のお友達、同僚、身内は芋づる式に共犯


逮捕起訴した人が犯人じゃなかった場合、市民やマスコミからつるし上げくらうので、誰が本当は悪いのか 微妙な事件だと 予測や状況で「じゃ彼氏?」「違う?じゃ親」「実は会社?」など、 傍目に見ると とにかく誰かを有罪にしたいのね て感じになる。

ドラマだとドラマチックな展開になって、こいつだったのか犯人は という楽しみがあるのですが 現実に起こると 腹立つ以外何者でもない出来事の数々。  

大陪審なんていう、検察が市民に起訴するかどうかを委ねる審査会みたいなのもあるのですが  聞く所によると、結構無茶な起訴内容でもほとんど通るらしいから そりゃ金持ちなら 大金払ってでも良い弁護士抱えるはずです…。



-

●記事に登場した海外ドラマ

アリー my Love ファースト・シーズン DVD-BOX Vol.1


裁判よりもアリーの恋愛模様の方が主流な気もしますが、アメリカらしい バカらしくて笑える訴え が沢山登場。 アリーのルームメイトは検事補だし、会社の上司の彼女は判事など 法曹界は結構仲良しでつながってるのねと思っちゃうドラマ。 裁判シーンも重くは無く、ほのぼの系な印象。 字幕よりも吹き替えがオススメです。


グッド・ワイフ 彼女の評決 シーズン1 DVD-BOX part1


女性問題で失脚する州検事と、それをきっかけに弁護士へと復帰する妻のドラマ。 クリス・ノースやジュリアナ・マルグリース、アラン・カミングなど有名どころ勢ぞろいです。
このドラマは裁判シーンも面白いのですが、夫が検事へと復活するまでの過程や 事務所内での戦い、事件を裏で調べ上げる調査スタッフのカリンダなど もう色々面白くって。 たぶん現時点で米ではシーズン3なのですが、まだまだシーズン続くんだろうなというドラマです。


Raising the Bar: Complete First Season [DVD] [Import]


NYを舞台にしたドラマ「レイジング・ザ・バー」 6話位のミニシリーズです。
ロースクールの同期が、検事補と公選弁護人の立場で裁判を闘うし 他の人物も若手たちなので どっちの必死さも伝わってきます。 でもお金が無い人が頼む公選弁護人vs検察なのでエピソードは、正義感や人情 人間関係などが多いし 事件的にも 軽~中犯罪が主。


ダメージ シーズン2 DVD-BOX (6枚組)


NHKでシーズン3まで放映済み。グレン・クローズ演ずる弁護士パティ・ヒューズが怖いのなんのって。 過去や現在の映像が入り混じって進んでいき、スピード感もあるドラマ。 1シーズン13話位なので、一気見するのがオススメ。
また裁判内容が、巨額な賠償金が掛かったものだし犯罪性も高いので 同時に検察も動いているような事件ばかり。 なのでその裁判に巻き込まれて不幸になっていく人々に、裏切りや嘘が絡んで キャーって思ってる間に終わってしまいます。


ロー&オーダー シーズン1 コンプリートDVD BOX


アメリカで20年間続いたドラマ。 前半で警察が犯人を捜し、後半で裁判の模様をみせるという2部形式。 登場人物たちが、よく変わるのも特徴で1シーズンで消えていく人も。
裁判シーンなどは、思わず引き込まれる緊張感があり 現実に起こった事件も登場。 また 検察側に立った作りになってるとはいえ そこまで罪に問いますか?て言いたくなる エピソードも多々。 演技力のない俳優が出ると、超浮きまくるドラマだと思います。


Law & Order 性犯罪特捜班 シーズン1 DVD-SET


こちらは上のスピンオフ。レイプや性的虐待、セクハラや幼児の人身売買など性犯罪に特化したドラマになってます。 殺人のようにはっきりとした証拠がある 事件と違い 同意してたか否かという状況や印象で裁く事も多く、嫌な気持ちのまま見終わることがほとんど。


Law & Order: Los Angeles - Complete Series [DVD] [Import]


本家の「Law&Order」終了後放映された、セレブの街LAを舞台にしたスピンオフ。本家の流れと同じ作りになってて、登場人物と舞台が違うだけ。
アルフレッド・モリナが出てたりと力は入ってる感じなんですが、法や理念に基づいた冷酷さがあった本家とは違い 人情モノに近い結末が多い。 中盤からテコ入れし出演者など変更してましたが、それでも人気でなかったらしく打ち切り。


弁護士イーライのふしぎな日常 コレクターズ BOX Part1 [DVD]


ある日突然、幻覚を見るようになった弁護士が主役のファンタジー的なドラマ。 有能だけど、利益優先だったイーライが正義感に目覚めるという 日本人が好きそうな、優しさあふれるストーリー。 青島幸男そっくりな中国系アメリカ人のチェン(役者は日系人)も登場。
シーズン2辺りからスピリチュアルすぎる展開になってて  決して刺してはいけない「禁断のツボ」ってのが現れ笑わしてくれます。

-



ページのトップへ戻る